ナースあさみの保健室

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心だって壊れても、また作り直せる

私は今、整形外科や内科混合病棟にいるので

前ほどがんの患者さんとは関わらないのだけど

最近1人だけがんの患者さんがいた。

 

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その方は痛みを抱えたまま

家族の希望でがん未告知のまま

退院の運びとなった。

 

昨日の帰り際

「どうしてこんなに痛くて辛いのに退院なの?」

と聞かれて

 

 

(´-`).。oO(もうオペ不適応のがんで痛みのコントロールくらいしか病気では治療が出来ないからだよ。これからどんどん悪くなっていくから、せめて今だけでもおうちで過ごして欲しいという先生と家族の意向なのだよ・・・

 

なーんて言えるはずもなく

 

「でも、先生がOKしてるから大丈夫なんだよ。また辛くなったら戻ってきて下さいね。」

と、当たり障りのない範囲で返答した。

 

 

このがん告知問題。

 

家族の希望で最も多いのは

「本人の精神的ショックを軽減したいから最期まで告知したくない」だ。

 

でも、考えてみて欲しい。

 

 

どんどん具合が悪くなるのに

大丈夫ですよ、と言われる。

入院させてくれない。

もしかしたら、がん・・・?

でも、家族は何も言わない。

先生も何も言わない。

誰も本当のことを言ってくれない。

誰も信じられない。

 

 

つまり、がん未告知でもそれなりの精神的ショックを抱えることになってしまうのだ。

 

それなら、ちゃんと本人に伝えて

残りの時間を有意義に過ごして欲しい

と、私は思う。

 

がんと言われたら一瞬お先真っ暗になるかもしれないけど

必ず光はある。

夜が来てもまた朝が来るのと同じように。

 

どんなに弱い人でも

心はちゃんと立て直せる。

 

立て直せないと思い込んでるのは

周りの人たちだけだ。

 

 

本人の中にある希望を信じることも

またナースのケアの一つなんじゃないかと

あさみは思うのであった・・・

(なんとなく友蔵風)