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ナースあさみの毎日

ライフケアがマイテーマ。看護師、ハウスキーパー、イベント企画をしながらみんなが自分のLifeをCareしやすくなるサポートが出来たらいいなって思っています( ´ ▽ ` )ノ

手術をしたら元気になるなんて、もはや神話レベル

「手術したら治るわけじゃないんですね・・・」

 

幾度となくこのセリフを聞いてきた。
そう、手術をしても【治る】わけじゃない。
患者さんの思う【治る】レベルに到達できるのは
全患者さんの数%、だと思う。

 

なぜならば手術のあと
生活の再構築を強いられるからだ。

 

消化器のがんの人は
多くが3ヶ月から半年間の通院を余儀なくされ
それから半年に1回くらいの定期的な受診が死ぬまで続く。
術後すぐに抗がん剤放射線両方が待っている人もいるだろう。

それよりも一番患者さんにとって負担なのは

食事・排泄が今までと変わること。

術前と同じものを食べてたら吐き気がする。
以前と同じような内容・量が食べられない。
すぐ下痢になる。
すぐ便秘になる。
お腹が痛くなるのが怖い。

どれも、毎日しなくちゃいけないことなのに毎回悩むことだ。

 

同じように
整形外科で手術をした人も悩みのタネは尽きない。

骨を強くする内服を続け
リハビリテーションやって
定期的な受診をする。

これらに加えて
自分の身体を思うように動かせない、というストレスと
ずっとお付き合いしなくてはならないのだ。

 

すっ転んで大腿骨頚部骨折(大きな骨の細いところがポキッ)
というのがお決まりのパターンだけど
こういう人が階段をスタスタ歩けるようになるには半年以上かかる。

まずは、玄関の段差が登れなければ退院できない。
それがクリアできても家の階段の昇降・買い物にいけないと暮らせない。
駅の階段なんてもはや夢。エスカレーターがないとダメだけど
エスカレーター・・・もうヒョイって乗れない。
ってことはエレベーター?
最寄りの駅にはエレベーターなんてないけど\(^ω^)/

 

こうやってみると
足が思うように動かせないだけで
生活範囲がグッと狭くなってしまう。

 

残念ながら今の医療体制では

がんは取ったでしょ?
骨はくっついたでしょ?

こういうレベルで退院を余儀なくされる。
患者が後を絶たずベッドをあけなくてはならないからだ。

何を食べても下痢しないレベルや
階段をスタスタ昇降できるレベルまで入院させてはくれない。

 

この生活の再構築をサポートするのが看護師。

フォーマルなサービスも頑張ってはいるけれど
全然追いついていないし、患者さんからの満足度が低いのが現状だ。

なにか一発、インフォーマルなサービスでも始めようかしら・・・
なんて思ってしまう(・ω・`)ふう

 

ではでは。