ナースあさみの保健室

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病院に入院しても身の回りの世話をみてもらうために誰かを雇う時代が来るかもしれない、というおはなし。

え?看護師さんがいるじゃん、って思ったそこのあなた。
もうそんなの時代遅れですよ(´・ω・`)

 

水を飲ませる
おむつを替える
ナースコールに対応する
お風呂にいれる
ご飯を食べさせる
などなど
生活に関するケア=介護に相当するものは最悪、国家資格がなくても出来ます。

 

介護がいまいちピンと来ない方は
自分の子どもにできること、と考えてもらえると
その内容イコール介護、という認識でOKです。
自分の子どものお尻を拭くのに
いちいちアルコール消毒して手袋つけてる親なんでいませんよね?
それと同じ。

 

そのため今やほとんどの病院・施設で
生活に関するケアは介護福祉士やヘルパーさんが行っているのが現状。

 

看護師ももちろん介護に参加しますが
それよりも専門性の高い医療や処置に時間と労力を費やしたいので
ヘルパーさんでもできることは出来るだけヘルパーさんへ
という流れになっています。

※マジでヘルパーさん、さまさまです。
 ナースが早く帰れるかどうかのキーマンと行っても過言ではない。

 

今働いている私の病院では夜勤メンバーにヘルパーさんがいますからね。
ご飯や排泄、ナースコールの対応などわたしたちと一緒に対応してくれていますよ。
ヘルパーさんたちの方がむしろ、患者さんたちの1日の過ごし方をよくご存知。
中でも、ナースにしか対応できないことが相談・報告される、といった感じです。

 

一昔前までは処置もケアも介護もぜーーんぶ看護師がやっていましたが
今はそんなのムリ(ヾノ・∀・`)
ナースの労働時間が電通の残業時間を超えちゃいますww

 

高齢化の津波はとどまる事を知らずどんどん押し寄せます。
結果、医療の現場でも専門性の高くないこと=生活に関するケアは
どんどん介護や福祉の方へ流れていっている、というワケです。

 

 

ここで一つ思い出話にお付き合い下さい。

看護学生時代に世界の看護を学ぶ研修でラオスに行きました。
世界の中でも貧困層にあるラオス
その医療・看護の現場は想像を絶するものがありました。

中でも印象に残っているのがおむつの交換。
日本では医療機関や施設に入所している場合
排泄のケアは全てスタッフが行ってくれます。

たとえ家族でもあってもお見舞いの立場であれば
「家族なんだからおむつ交換して下さいね」
なんてこと絶対に言われません。

 

ただ、ラオスではそれが実際に起こっていました。
いやむしろ、家族が率先して患者さんのおむつを交換していたんです。

 

それはなぜか。

 

 

出来るだけ医療費を安く抑えたいから、です。

入院する目的は病気を治すこと。
と、なれば専門性の高いことと言えば
点滴の管理や内服の調整くらいです。

さすがに一般人が針を刺して点滴入ったぜうぇーい!なんてことは出来ないと思います。

しかし、その他の食事の準備、おむつ交換、着替え、お風呂などは
ぶっちゃけ誰でも出来ます。
介護に相当する部分ですから。


仮に、この介護にあたる部分が入院におけるオプションサービスとして加算されるシステムだった場合
皆さんならどうしますか?

 

家族の手を煩わせたくないからオプション加算しますか?
それとも、節約するために家族に介護をお願いしますか?

え?お金もないし家族もいないんだけど・・・\(^o^)/?

 

 

今、日本の入院会計は1日まるっとざっくり計算ってことで
医療をうける人は介護にあたる部分もコミコミOKだよ算定、になっています。


入院したことある人はわかると思いますが
おむつ交換費
食事お助け費
なんて項目はなく、介護にあたる部分がコミコミになっているわけです。

 

 

ただ先にも述べたように
どんどん止まらない高齢化の津波
そして、社会的・経済的格差の2極化。

 

こういうことを踏まえると
国民皆保険制度や生活保護受給というシステムそのものが
破綻する可能性だってありますよね?

 

自分でできることは自分でやって。
それ、自業自得でしょ?
そんなことに国はお金出さないよ。

と、鬼嫁も真っ青なシステムになる日だってくるかもしれません(°д°)

 

 

そんな時、お金も家族ない人はどうしたらいいのでしょう?

きっと、レベルの高くない派遣ヘルパーさんを自分で雇って
病院に来てもらうことになるんじゃないでしょうか。

 

どんなに身体が辛くてもヘルパーさんがくる時間に合わせてトイレに行き
着替えは洗濯代と人件費がかかるから週に1回。
食事は高いけれど治療食だから買わない訳にはいかず
あ、そうだ・・・今の自分の家の掃除もお願いしたいけど
そうすると更にお金かかるのか・・・
って俺男なのに男の人に下の世話受けるの嫌だよ・・・(´;ω;`)

みたいなことだって夢じゃありません。

 

 

ふう。
今回のこの内容がどこか遠い国のSF小説みたいに思えたあなたは
今、そこそこ幸せか、相当ヤバイかなんだと思います(・∀・)てへ

 

年金もそうですが
医療も生活保護
受けられて当たり前、じゃありません。
時代が変わればシステムも自ずと変わっていくものです。

 

ぬるま湯に慣れていると
熱湯に対処できませんからね。
たまには熱湯や氷水を浴びてみてもいいのでは?と思い
今回記事にしてみました(*´∀`*)

 

ではまた。