ナースあさみの保健室

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ナースあさみが患者さんに敬語を使わないワケ

敬語

 

それは社会人として身につけていなければならない

一般常識。
敬語が話せないとそれだけで

 

教養がない
仕事が出来ない
育ちが悪い

などど言われてしまいます。

 

私は高校時代からアルバイトをしていて
一応、それなりに敬語を話せはしますが
文章での敬語はやはり苦手です。

就活を一切してこなかったため
目上の人へオフィシャルな文面を送る機会がなかったんです。
これが、文章での敬語が苦手な最大の要因だと思っています。

私、拝啓、とかかしこ、とか

未だによくわかりませんからね(´・_・`)


それに今はフリーで働いているため

直属の上司がいません。
こういう環境が更に私から敬語を遠ざけているように思います。

 

 

え?患者さんがいるじゃないかって?

そうですね。
そうでした。


医療の世界も昔は

お医者様は神様だ

という価値観が根強くありましたが

今は違います。

医療・看護・介護もサービス業の一つ

という概念が広まり
医療職の養成機関でも

必ず接遇の講義があります。

たとえドクターであっても
タメ語で患者さんに説明をすることは

絶対にありません。

 

Dr    絶対助けるからね

        任せといて!
なんて言ってたら

お前、医者の前に

人として大丈夫か(´・ω・`)

って思いません?

 

大学病院時代のクレームでも一番多かったのは
医療事故や処置がヘタクソ、ではなく

スタッフの対応が悪い
敬語がなってない

でした。

やっぱりここでも接遇
特に敬語を話せることは

ポイントの一つなんだと思います。

 

 

はい、ここからが本題です(・∀・)
※導入が長いというクレームは受け付けません

 

それでも私は基本的に敬語を使いません。

もちろん、使わないといけない時は使いますが
使わなくてもいい時には絶対に使いません。

 

ちょっと、例を出してみましょう。

あなたの目の前にとんでもなく耳が遠いおばあさんがいたとします。

 

 

 

あなた : ちょっと、ハンカチ落ちましたよ?

おばあさん : ・・・・・・・

あなた : ちょっと!ハンカチ落としましたよ!

おばあさん : ・・・・・・・

あなた : ハンカチ落ちましたよ!

おばあさん :   ???

あなた : ハンカチ!!!

 

 

 

 

おばあさん : ・・・あぁ、どうも。

あなた : なんだろう。

      良いことしたのにこの疲労感は(´;ω;`)

 

 

こういう場面

意外と多いんじゃないでしょうか。

 

上記の会話で【あなた】は頑張って敬語を使い
おばあさんとコミュニケーションをとっていますが
実際におばあさんに伝わった言葉はなんでしょうか?

 

ハンカチだけ、なんですよね。

あと、伝わったとすれば
【あなた】がおばあさんのハンカチを持ち
あなたのなんじゃないの?と差し出している

そのビジュアルです。

 

つまり、耳が遠いおばあさんにとって
耳から聞こえてくる言葉を情報源とするのは困難、なんです。

それよりも【あなた】が自分のハンカチを差し出そうとしている
そのビジュアルの方がよっぽど伝える力としては大きい

 

 

 

実は、私の看護師としての日常もこんな感じ。

 

耳が遠い

これはもう高齢者と関わる上では王道中の王道。
患者あるあるの鉄板なんです。

そのため
いくらわかりやすく丁寧に伝えようとしても
いくら正しい敬語を使ったとしても

相手に伝わっているのは
もはや単語だけ、レベルなんです。

 

だから敬語をいくら頑張って使っても

意味がない。
むしろ、上記の例えのように

こちら側が疲弊してしまいます。

こんなに頑張って伝えようと努力したのに
慣れない敬語をふんだんに使ったのに
伝わったのはこれっぽっちかよ感

というのかな。

きっと、毎回ここまで言語化することはないでしょうが
耳の遠い方や外国人を相手にして疲れた時の理由はコレだと思います。

 

このような経緯から
私は自分の元気を消耗しないためにも
耳の遠い患者さんには敬語を使いません。

 

痛い?
気持ち悪い?
トイレ平気?

本当、こんな感じです。

 

耳が遠い+話せないというダブルコンボの患者さんには
もはや言語を使ったコミュニケーション方法を取りませんww


体温計や血圧計を見せてから
脇の下や二の腕を触ると

あぁ、これから熱と血圧を測るんだなってわかりますし


私のお腹を触ってから患者さんのお腹を指さすと
これからお腹を触られるんだな、ってわかりますからね。

 

ほら。
コミュニケーションにおける要素の93%以上は
非言語的なアレじゃないですか。
それを最大限に使っています。

 

ここまでくるとさすがにクレームがきそう

という意見もあるでしょうが
クレームをもらったことはありません。
それは言葉以外の接遇がいいからでしょうね(*´∀`*)あはは

 

 

 

 

まとめ

 

言葉が伝わらない人に

いくら敬語を使っても無意味。
むしろ、言葉以外に相手を尊重する方法

伝わる方法を考えてみませんか?
という提案でした(・∀・)

 

私たちの世代だとLINEをはじめ

文章でのコミュニケーションこそ
便利で生産性が高くイケてるやり方だ

と認知されています。

しかし同時に、言葉を使ったコミュニケーションはコミュニケーションの要素のごく一部であることを忘れてはならない、と思います。

みんないずれは老い

耳が聞こえなくなるかもしれないから。

 

ではまた。